KATO KC-1及びKU-1を車両のライトユニットで確認する


このページからは、KATO及びTOMIXのNゲージ車両用ライトユニットを使用して、出力波形や

電圧を測定します。測定は麦球やLEDへの印加部分で行っています。

室内灯での確認も別途予定しています。


①KATO 麦球使用のライトユニット

補修パーツとして、かなり以前に購入していたものです。

4200G クロ250

右側写真で、プリントパターン下の左2ヵ所に多数のへこみがありますが、これは測定器プローブによるものです。


  KU-1のダイヤル位置は 0 とし、KC-1のみ変化させた場合。

KC-1のダイヤル位置 オシロスコープの波形 オシロスコープに表示された測定値  電子電圧計の読み
2 
18.692kHz

13.400V 
2V 
4 
18.629kHz

13.600V 
7.5V
6 
18.615kHz

13.600V
 
10V 
8
18.587kHz

13.800V
12.5V
MAX
-----

13.600V
13V



  KU-1のダイヤル位置を 2 とした場合

KC-1のダイヤル位置  オシロスコープの波形  オシロスコープに表示された測定値  電子電圧計の読み 
0
22.157kHz

28.000V 
0.8V 
 2
22.189kHz

26.600V
 
3.2V
4
29.784kHz

18.600V
8V
 6
26.080kHz

14.600V
 
10V
8
26.022kHz

13.600V
12.5V
MAX 
-----

13.400V 
13V 



  KU-1のダイヤル位置を 4 とした場合

KC-1のダイヤル位置  オシロスコープの波形  オシロスコープに表示された測定値  電子電圧計の読み 
0
22.157kHz

28.200V
 
1.5V 
 2
22.157kHz

26.800V
3.7V
4
28.571kHz

18.800V 
8V
 6
22.321kHz

14.800V
10V
8
 
23.234kHz

13.600V
12.5V
MAX 
18.685kHz

13.400V
13V 


 上記のテストでは麦球が異常に熱くなることはなく、パルス電圧が高い時でもランプが異常に光ることはありませんでした。

 また、電圧値は最大でも13Vであり、実際の運用ではレールの抵抗値、レールと車輪の抵抗値、車輪と集電板の抵抗値などで

 実際に麦球に印加される電圧は低下します。さらに室内灯やモーターへの電力供給で、電圧は低下します。

 この結果からKATOの麦球タイプのライトユニットはKU-1での運用はOKであると思われます。

 下の写真はKU-1のダイヤル位置 4 でのものです。

KC-1のダイヤル位置 0  KC-1のダイヤル位置 6  KC-1のダイヤル位置 MAX


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