KATO  KC-1及びKU-1の出力電圧と波形

メインで使ってる制御機器がKATOのKM-1、KC-1です。時々出番があるのがKU-1。

発売間もなくの購入なので、かなりの期間の使用になります。現在でも違和感のないデザインです。



でも、このコントローラーは何かと話題のネタになったようです。特にライティング・ユニット KU-1。

出力電圧が高く(高過ぎ)TOMIXの車両が不具合になるという評判で、すぐに販売中止となったらしい製品です。

しかし、KATOの車両のみを使う分には問題発生していないようです。手持ちのKATOの電球タイプをすべて

確認しましたが異常ありませんでした。

なお、取り扱い説明書の取り扱い上の注意には『他社の専用照明ユニット搭載車両を使用すると、破損や発熱

による変形の恐れがありますので、絶対におやめください。』と書いてあります。

気になるので、数年前にオシロスコープを入手したことでもあり、出力電圧および波形の測定をしました。


測定は上の写真のように、KU-1の出力端子に8.2Ωのセメント抵抗を負荷とし、オシロスコープを接続しました。

また、アナログメーター(電子電圧計)による直流電圧の測定も行いました。

※すべての測定時、KC-1後面の調光ボリュームは左回し一ぱいの位置です。

※ここで使用している測定器:オシロスコープ/owon SDS6062、電子電圧計/TRIO VT-108


はじめに、KU-1のダイヤル位置を0として測定しました。

KC-1のダイヤル位置 オシロスコープの波形 オシロスコープに表示された測定値  電子電圧計の読み
1
57.361Hz

1.600V
DC 0V
2
18.692kHz

13.360V
DC 0.9V
5
18.629kHz

13.120V
DC 7.2V
MAX 
18.605kHz

12.320V
DC 11.7V

当初57Hz位が18kHz位に変化します。ピーク-ピーク電圧は当初1.6V位ですがダイヤル2以上だと13V位のままです。

アナログメーターだと0Vから12V位まで変化します。

アナログ電圧計の読みから計算すると、ダイヤルMAX時は負荷抵抗が8.2Ωですから消費電流は約1.4Aです。

KC-1のみについては、検索しましたらこちらのサイトで詳しく解説されていました。(2015年12月6日の部分)

次のページではKU-1を動作させての測定結果です。


おことわり

ここで行っている測定結果、その他について、KATO/関水金属様にお問い合わせなさいませんようお願いいたします。

当サイト管理人の趣味で行っております。よって、正確性を保証するものではありません。

当ページも含めオシロスコープの測定値(数値)は、波形が重畳されているので正確性に欠けます。

オシロスコープの測定はAutoset釦での自動設定を利用しています。また、付属ソフトにてPCへ測定値を取り込んでいますが、

取り込みスタートをしてから画像確定まで時間を要しています。この間に波形は変動(トリガーがあまい)しているので、

期待している数値とはなっていません。さらに管理人が測定器を使いこなせていないことをご承知の上見ていただけると有難いです。