KATO KC-1用メーター(電圧計・電流計)を作る

KC-1専用電圧計・電流計の製作及びKC-1の改造@


カトーの鉄道模型用コントローラーKC-1のオプションコネクタを使う


旧コントローラーのKC-1の裏面にオプション用のコネクタがあります。

メインパワーKM-1の取説に今後の発展、展開予想が載っておりメーターとしてKI-1が計画されていたようです。

商品化されることはなかったため自作しました。かなり以前に、旧サイト(鉄道と鉄道模型)で紹介しましたが誤ってすべてのファイルを

消去してしまいました。当初、2Aの電流計と固定してしまったためKC-1裏面の1.5A/3A切替スイッチが役に立ちませんでした。

若干の変更をしましたので、再度掲載します。

はじめにKC-1の改造です。

*前回のKC-1改造部分です。

・15Vの電圧計を直につなぐと電圧値を低く示すためR18 2.2kΩに並列に1.8kΩを、R19 2.2kΩに並列に100Ωを接続。

・100μAの電流計を使うためR16 2.2kΩ及びR17 2.2kΩに各1kΩを並列に接続。
・100μAの電流計を使うために、さらにR32 0.05Ωを0.2Ωに変更。 

この改造だと1A流れた場合R32を0.2Ωとしたため0.2Vの電圧降下が生じます。さらに、2Aの電流計としたためそれ以上の測定はできません。

2A以上を計るには、電流計側に分流用の抵抗をスイッチで切り換えられるようにしなければなりません。操作が煩雑になります。


そこで100μAの電流計を使うものの回路変更により最大目盛りを1.5Aとしブレーカーを3A側にした場合は3Aの電流計となるようにしました。

オームの法則をお分かりになる方は「なーーんだ」と思うかもしれません。当時は回路をよく調べていなかったため気づきませんでした。

次はKC-1の再度の改造です。

・R16 2.2kΩ、R17 2.2kΩ及び追加の1kΩ2個を外します。

・R32を元の0.05Ωに戻します。
・CN6の@とブレーカースイッチの左側端子間に1kΩを取り付けます。(回路図*4)

・CN6のAとR20、R21の電源入力側間に 1kΩを取り付けます。(回路図*3)
・回路図は一部です。基板は片面パターンなのである程度知識があれば調べられると思います。

水魚堂さんのBSch3Vでの表示はこちら(対象をファイルに保存でご利用下さい)


*この回路は私が勝手に調べたものですのでKATO/関水金属への問い合わせはご遠慮願います。


なお、電圧計は以前同様15Vのものを使うのでR18及びR19に並列接続した抵抗(回路図*1、*2)はそのままです。

KC-1側の改造は以上です。次ページはメーターユニットを紹介します。