KATOの機器を市販のACアダプターで使う

ポイントアダプターの改造

KATOのポイントスイッチや以前の自動踏切(20-650)の電源入力はスナップ端子となっています。

これをパワーパック等につなぐと車両で使える電流が減少してしまいます。

そこで、安価に買えるACアダプターを利用するための変換アダプタを考えました。

出番のなかったポイントアダプター(20-504)を改造したもので、10年以上前に一つ作りましたが、

ポイントアダプターがもう一つジャンク箱から出て来ました。眠らせておくのはもったいないので、作りました。


*20-204は現在20-842となっているようです。内部確認していませんので、作る際はよく調べて下さい。

・基板からダイオード(4個)とリード線を外します。

・リード線をつけます。+マークのある方に赤色リードを、-マークのある方に

 黒色リードを半田付けします。

*AWG24の太さを使いましたが、これ以上太いものはスリットを通りません。 
・ジャックの中心ピンが+なので赤色リードを半田付けします。 

・外側になる方に黒色リードを半田付けします。


・リード線を束ねる際ショートに注意。

*ジャックは2.1mm標準DCジャック 中継用 MJ-077N (秋月電子通商取扱)
 
・元通りにネジを締めて完成 


ポイントアダプターは内部がブリッジ整流です。何も手を加えずリード線の先端にジャックを付けるだけでも良いハズです。

ただ、リード線がちょっと細い(AWG26)のと、ダイオードの許容電流が不明なので(1A位はOKだと思うのですが・・・・)上記の方法にしました。


使用上の注意

この変換アダプタは、リード線が出ている側がプラス極です。KATOの機器の左側かつリード線が奥になるよう取り付けて下さい。

リード線を手前にすると逆接続となり、最悪の場合機器が損傷・焼損します。


*また、すべてのACアダプターで機器が動作するものでもありません。ポイントはOKのようですが、自動踏切やコントローラーは
 
 動作しないことがあります。

 特にコントローラーKC-1はACアダプタを選びます。突入電流によりACアダプタの保護回路が働くためで不良ではありません。

KC-1にはKM-1を使うのが楽です。高価ですが・・・・。


*AWG24は最大電流3.5A程度です。リード線は必要最小限の長さで、かつ3A位として下さい。